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オワリカラ - Q&A 「優しく結ばれた問い掛け」
2012-08-31 Fri 22:40
おはよう、こんにちは、こんばんは。


今回はこのアルバムです。



Q&AQ&A
(2012/05/09)
オワリカラ

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ではでは!どうぞ!!














 「DOORTACHI」「イギーポップと讃美歌」と続く3枚目のアルバム、前作セカンドアルバムに関してはこのブログで書いているのでそちらも参考にしつつ、ニューオーダーやストーンローゼズの自伝/関連書籍を発売している音楽サイトCOOKIE SCENEにおいて、僕が書いた「イギーポップと讃美歌」ツアーファイナルとなった渋谷WWWのライブレポートが掲載されている。(この場を借りて、掲載させていただき誠にありがとうございます)。改めるわけでもないが、僕はこのバンドが大好きだ。(ちょうど↑にある動画がまさにその時のライブだ)


 COOKIE SCENEに掲載されたライブレポを振り返ると、最後に僕はこう締めている。

「このムードの先端で、このムードの最先端へ」と突き進んできた彼ら、彼ら自身が生み出してきた「このムード」を僕らに纏わせる力はこの日のライブで十二分に証明された。 彼らがより僕ら側に立った「このムード」を歌うバンドになるのか、彼ら自身が生み出してきた「このムード」を更新していくのかは分からないし、「このムード」とは一体なんなのかを解き明かして欲しいのは、僕のちょっとした願いでもある。



今作を聴いてまず感じたのは、僕ら側のムードを歌いながら、同時にそれが彼ら自身のムードにも通じていることのだということだ。

Go」「ちぎってはなげる」「サバビアパンクロックパーティー」とつづく序盤3曲、高いテンションで保たれた演奏に釣られながら、ボーカルのタカハシヒョウリかた吐き出される言葉はより強い強度を持って飛び込んでいく。

先生、あなたは頭が悪い 僕はこの国の空気を 僕はこの国の言葉を ちぎってはなげ ちぎってはなげる

「サバビアパンクロックパーティー」は郊外都市/ベッドタウンの建物廃墟とその空虚さをテーマにした歌詞で、過去の作品にも「団地」「夢見る機械」でも同じようなテーマで歌ってはいる。しかし東京新宿を中心に活動していた彼らが全国へと足を広げたからこその深みが、この曲にはある。

続く「さよなら女王陛下」「金田一耕助の帰還」と続く2曲は約6分のロングナンバーではあるが、前者がマイナー調のメロディアスな楽曲、後者はきっちりとしたバンドサウンドを奏でてくれる曲で、このバンドの振れ幅の大きさをうかがい知れる時間と言えよう。

女王陛下が死んだ日 歌を歌っていた部族が 口をつぐんでしまったらしい それはひとつ例に過ぎないよ 窓から見える未来に 今飛び立つ勇気を ただ触れあう奇跡を いま寄り合う勇気を

この「さよなら女王陛下」でタカハシヒョウリは 、こちら側へと寄り添ってきている、明確に着実にだ。

ハートに火をつけて」「勝手にしやがれ」とロックの名盤の邦題を引用しながら、彼自身の故郷である「東京」に灯りをともす「Light My Tokyo」もまたメロディアスな曲。ラスト1分半のコーラスとユニゾンしながら歌うパートは、まるでキャンプファイアを前に全員で一つになって歌っていく一体感を生んでいる。


続く曲は「ともだち」、感謝の言葉が連なる中、この曲のサウンドは今までのオワリカラでは想像もできないソフトさに包まれている。ビートルズ中期「ミッシェル」や「インマイライフ」、少しだけ思い出すオールディーズな雰囲気で、これまでの彼らからは少し考えられない1曲だ。


シルバーの世界」「壁男(あらわる)」「夜戦ちゃん」へと続いていく終盤3曲。女王陛下と別れ、街へと繰り出した先にあったのは、シルバーに包まれた世界であり、壁の向こうで星が瞬くサバンナの世界であり、夜戦へと繰り出していく人々のいる世界だ。この3曲でのタカハシのボーカルは、過去作品を振り返ってみても一番に叫んでいるのがとても印象的で、まさに「ここが僕の戦場だ」と言わんばかりだ。


あなたは私の答えだよ 私はあなたの問いかけで 暗闇で響く 足音捕まえて」と続く今作ラストの「Q&A」は、僕が足を運んだ冒頭のライブでのMCそのままだ。ファンへの感謝の1曲、といえばそれまでであろう。しかしフェンダーテレキャスターの遠くへと霞んでいくような残響と共に奏でられる「聴いてくれる人全てへの感謝」は、今作で彼らを知る人にも向けられているのを忘れてはいけない。歌詞に、音に、どこかユニークを挟むことを止めなかったこのバンドが、小細工なしでスッと音を奏でながら、声を荒げることなく紡ぎあげていくこの曲に込めた想いは、優しさで満ちている。

彼らが今作で投げかけ、同時に僕が感じてきた「このムード」とは、つまり僕たちリスナーへと繋がっていく。ある種の大団円を迎えつつ、これまで過去を優しく結ぶアルバムだ。
















長い文を読んでもらってありがとうです
面白かったり、良かったなとか思ってもらえたら、拍手ボタンをよろしくです!

ではでは、また別の機会で読んでもらえたら嬉しいです!
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